看護師の求人が常に出ているような、人の出入りが激しい職場はブラックである可能性が高いです。逆にいえば、出入りが滅多にない職場は職員が定着しているため、看護師にとって居心地の良いホワイトな職場だと考えられます。人間関係が良いことは非常に大切なポイントで、こうした職場は雰囲気が明るいです。働く看護師の表情はイキイキとしており、見学や体験就業などでそれを実感できるでしょう。転職をするときは求人票の内容だけでなく、実際に現場の様子を目で確認してみる必要があります。求人票の内容は職場にとって有利な点が強調され、不利な点には触れられていないことがあるからです。
また、教育制度が充実していることも大切。新人の採用に積極的な職場は、人を育てる余裕があると考えられホワイトである可能性が大きいです。逆に即戦力を求めてくる職場だと、入職後の忙しさに圧倒されて短期間で離職する人が目立ちます。看護体制は看護師1人につき、患者7人くらいの割合が妥当だと言われています。担当する患者数が増えるほど負担は増えるので、疲労やストレスは増大すると考えてください。忙しい職場はイライラが溜まりやすく、人間関係も悪化するケースが多いです。世の中にはさまざまな仕事がありますが、看護師は特にストレスが溜まりやすいと言われています。それゆえ院内にカウンセリング施設を設けている職場が多いのです。悩んでいるときに気軽に相談できる、ストレス緩和のケアを受けられるなど、メンタルケアが充実している職場なら安心して働けます。転職を成功させるためには、ストレスを抑えて快適に働ける職場を見つけることを重視してください。